粉骨の方法と種類|ご費用や粉骨後の梱包方法
粉骨後の御遺骨様のお姿例
粉骨の種類と方法・ご費用
粉骨する方法は、一般的には業務用のミル(粉砕機)でパウダー状にします。
お亡くなりになってから、ご自宅で2年以内くらい供養されていたお遺骨で
国内散骨や樹木葬用の単純な粉骨の工程の場合は
まず、お遺骨のお掃除から始まります。お掃除と言ってもお遺骨が汚れて
いるわけではなくて、お遺骨の中に混じっている釘やホッチキス(棺桶に使われていた)や
歯科金属などの取り除きから始めます(この時に六価クロムを無害化するための処理をします)
お掃除が終わると粗粉骨を行います。粗粉骨をした後に破片状になったお遺骨をミルに入れて
30秒ほどでパウダー状の粉骨になります。
また、お遺骨をそのまま粉骨すると、ややグレー(灰色)がかった色の粉末になることが多いです。
その理由として、お遺骨の中にお遺骨以外の黒い物(詳細は省略)が残っている事が挙げられます。
おこつ供養舎では、ご散骨用粉骨・手元供養用粉骨・ご自宅供養用粉骨等
目的に合わせた粉骨方法をご提案しています。
全量粉骨 - お遺骨を全てそのまま粉骨 -
お遺骨をそのまま粉骨する自然な粉骨方法です。
粉骨がややグレーっぽい色になります。
ご費用が一番安価な粉骨方法です。
ご散骨用や納骨用に粉骨をされる場合は全量粉骨で
問題はないかと思われます。
粉骨した御遺骨は水溶性紙に梱包して必要数に
小分けにしてお渡しする事もできます。
選別粉骨 ‐お遺骨の白色部分を選別して手元供養や分骨に‐
選別粉骨は、綺麗な白色の分骨・手元供養用のお遺骨と少しグレーがかった散骨用などのお遺骨の2種類に
お分けして粉骨する方法です。
ご費用は手作業での選別となりますので全量粉骨の
1.5倍になります。
分骨や手元供養などをご希望の場合は選別粉骨が
おすすめです。
※全量粉骨した場合でも白色の粉骨に仕上がる
場合が50%くらいの確率であります。
手作業粉骨 ‐優しく丁寧な手作業での粉骨方法‐
通常の粉骨は機械を使用して行いますが手作業粉骨は全工程を手作業で粉骨する方法です。
ご費用は粉骨料金の1.5倍になりますが、手作業で粉骨いたしますので故人様にも
優しい感じのする粉骨方法です。
※最近では粉骨に対するご理解が浸透したせいか、手作業での粉骨をご希望の方は少なくなりました。
また、散骨する場合は手作業粉骨では相当に困難です。
90%くらいまでは手作業で、1時間ほどで粉骨できますが残りの10%くらいの固いお遺骨を
海洋散骨用のレベルまで手作業で粉骨するには数時間を要すると思われます。
海外で散骨するための粉骨−海外持ち出し用粉骨−
ハワイやタイなど海外でご散骨をご希望の場合は、英文でお遺骨であることが分かる文章を
記した水溶性紙に梱包し、国内散骨用よりも粗めの粉末に粉骨致します。
粉骨粒子の違いについて
A.海外散骨(持出)用粉骨 | B.国内散骨用粉骨 |
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粉骨の粒子を粗目に仕上げてあります (Bの国内散骨用と比較するとわかりやすいです) |
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荒め粉骨(A)は山中などで散骨する際なども、一度に土中に溶けませんので自然にやさしいです。
※袋の中身が遺骨であることを、水溶性紙に英文で
記載して真空パックします
一部粉骨
関東地方の骨壺を関西方面に移動(納骨)しようとすると
お寺さんや納骨堂から
「関東の骨壺(6〜7寸壺)は、大きすぎてお墓に入りません」
と言われてしまうという問題が(かなりの確率で)発生します。
西の地方の骨壺の大きさは、4〜5寸(まれに3寸)が普通サイズです。
7寸の骨壺から、4〜5寸の骨壺に御遺骨を移しかえた場合
確実に納まりきらない御遺骨が出てしまいます。
骨壺に納まりきらなかった御遺骨を散骨する方法もございますが
今までご供養してきた御遺骨を散骨してしまうのは忍びない
・・・という方におすすめの方法が
一部粉骨
という方法です。
頭部や喉仏などをなどを残して、他の部分を粉骨し、お遺骨のカサを少なくします。
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