海洋散骨葬-乗船で散骨する場合の準備・注意点
ここでは、船に乗船して海洋散骨葬をされる場合の準備や申し込み方法のポイントなどを紹介します。
乗船で海洋散骨葬をされる場合の準備とポイント
乗船散骨葬をするにあたって一番最初に決めなければいけないのは
何処の海で散骨葬をしたいかです。
どこの海域で散骨をするかが決まったら、その海域で散骨をしてくれる業者さんを探します
例えば、九州で散骨をしたいのに東京の業者さんを探しても、
東京の業者さんの船は九州まで走れませんよね。
例えば、東京湾で散骨をしたいと考えたらインターネットで
『東京湾 散骨』などと検索すると良いでしょう。
また富士山の見えるところで散骨したければ
「神奈川県 散骨」とか「相模湾 散骨」とかで検索してみます。
散骨業者さんのホームページを調べて、自分が納得できる業者さんを見つけたら
問い合わせや資料を請求してみることをおすすめします。
乗船散骨葬の業者さんは実態がありますので、代行散骨の業者さんと違って
怪しげな業者は殆ど無いと思っても良いと思います。
但し使用する船には種類がありますし、船があまりにも小さいと乗船している人は
あまり快適ではありません。
乗船散骨の場合は船の大きさもポイントになります
小型船は、おおむね全長が6メートルから13メートル前後の物が多いですが
小さい船程揺れが大きいです。つまり小さい船程、やや波のある時に
出港できる確率が下がります。
また7メートル以下の船の場合トイレが付いていないこともあります。
また大きな船の場合でも、釣り船仕様だと屋根がなかったり(雨の時はカッパになります。
風があるので傘の使用は危険です)、客室も小さくてエアコンが無いこともあります。
船の種類や大きさは、あらかじめ業者さんに確認しておくと、安心かと思います。
乗船散骨葬の費用は船の大きさで決まってくると言っても過言ではないと思います。
例えば全長8メートルの船で10万円前後の費用が、1メートル大きくなるごとに
3万円位料金が上がってきます。このことは船の維持費や燃料代が、船が大きくなるほど
高額になるので当然のこととなります。小型船の場合は8メートルの船と
10メートルの船では快適性が全く違います。
12メートルの船ですと小さな客船のようです(笑)
乗船するときの服装や散骨葬の所要時間
船に乗る時の服装の基本は、動きやすい服に滑らない靴が大事です。
先輩の船乗りたちの名言に「夏でも冬支度」と言うのがあります(笑)
通常の場合、散骨葬にかかる時間は1〜2時間くらいと考えておくのが一般的かと思います。
散骨に適した季節は意外なことに11月位から3月位です。
理由は雨の降る日が少なくて、風も安定しているので不安定な波も立たずに
快適な時が多いためです。やや寒いのですが、デッキに出るのは散骨葬の時の
20分間くらいですので厚着をしていれば全く問題ないです。
夏前後の散骨葬は気象の関係で超小型船の場合は20%位の確率で
中止になる場合も多いです。代替え日をあらかじめ決めておくのも良いと思います。
最後に・・・夏場の散骨予定海域の海の気象予報は前々日まで分かりません(経験からです)
海洋散骨葬の流れや申し込み方法
散骨葬の流れはまずは申し込みから始まります。
申込み時のポイントや申し込みの流れについては下記を参考にしていただくのがよいかと思います。
申込内容のポイント
申込み時に抑えておきたいポイントとしては
乗船日と乗船時間
乗船場所の確定
散骨海域の決定
(当日の海況によって場所が変わることもある)
乗船人数の連絡
(人数が減る分には問題ないが増える場合には船の-乗船定員の縛りがあるので注意)
お遺骨の受け渡し方法
などです。
また、散骨するお遺骨は粉骨の為に遅くても乗船日の一週間前には
業者さんの手元に届いているのが理想的です。
お墓じまいのお遺骨の場合は、洗浄や乾燥に時間がかかるので2〜3週間前には
お預かり出来ないと散骨日に間に合わなくなることがあります。
お申込みの流れ
当社にて乗船散骨葬をお申込みの場合は、下記のような流れとなります。
御遺骨のお預かり方法は
○ゆうパックで送る
○当社(江戸川区平井)までお持ち込み頂く
○当社よりご指定の場所までお引き取りに伺う(別途移動料金)
よりご選択いただけます
お支払いは銀行振込又はカード決済でお願い致しております。
お振込みの確認が取れましたら、御遺骨の粉骨作業に入らせて頂きます。
≪乗船散骨の場合のご散骨当日の流れ≫
ハーバーにて待ち合わせ(場合によっては、駅までお迎えに伺います)
ご挨拶・当日の流れ等のご説明
乗船
出港
散骨地点にて黙祷〜散骨
ご献花・ご献酒
黙祷
帰港
※所要時間はハーバーや散骨ポイントにより異なりますが、概ね1時間〜2時間ほどです。