遺骨洗浄-遺骨の洗浄や乾燥とは
皆様のための御遺骨の洗浄や乾燥についての解説
お墓に入っていた遺骨を改葬しようとする場合に、改葬条件により遺骨の洗浄や乾燥、粉骨が
必要となる場合があります。その場合の手順や流れ、費用などについて解説いたします。
遺骨洗浄(洗骨)・乾燥とは
墓じまいをしたり、お墓からお遺骨を出した時のお遺骨の
保存状態は色々なケースに分けられます。
その安置状態や、墓じまい後のご供養方法・ご供養先により
お遺骨の洗浄・乾燥や粉骨や
新しい骨壷へのお入れ替えが必要となる場合があります。
ここでは、遺骨洗浄・乾燥が必要になる場合についてのポイントと流れ
また、当社で遺骨洗浄を行う場合の手順をご紹介します。
墓じまいをしてお墓からお遺骨を出した時のお遺骨の安置状態
骨壺に入っている場合
故人様別に骨壺に入っている場合のお遺骨の状態は、おおむね次の3パターンです
骨壺に入っていない場合
(仕切りは無いが故人様別に御遺骨の山が出来ている状態)
(下がコンクリートの場合は取り出しやすいですが、砂利や土の場合は土ごと取り出す必要があります)
昭和初期以前のお墓だと土葬遺骨(当社では土葬遺骨にも対応しております)がそのまま出てくることもあります。
また、古いお墓から新しいお墓に改葬されてきたお遺骨には、未火葬の状態のお遺骨がよくあります。
(※現代では未火葬のお遺骨は納骨することはできません。)
上記のような状態のお遺骨を、この先どのように供養するかによってその対応も異なります。
墓じまい後のご供養の方法としては
@新しいお墓(個別墓、永代供養墓、合祀墓、樹木葬、その他)
A納骨堂(固定式、エレベーター式、その他)
B自然葬(海洋散骨葬、山林葬、宇宙葬、その他)
がありますが、供養方法や受け入れ先の規則などにより、お遺骨の洗浄や乾燥や粉骨や
再火葬、骨壺の交換などの必要があるかも知れません。
お墓からお遺骨を出した時の状態とご遺族様のお気持ちや供養先によって洗浄や梱包の方法が
異なりますので、業者さんとしっかりご相談される事をお勧めします。
遺骨洗浄する理由
お墓の中に直接入っていた場合や骨壺に入っていた場合も含めて御遺骨は時間の経過と共にカビたり黒ずんできたり異臭がしたりします。
また、骨壺の中にお水が溜まってくるとお遺骨自体が水没していることもあります。
そのような場合、一度きれいにお遺骨を洗浄し、カビなどの菌が繁殖しづらい乾燥状態にすることで御遺骨を綺麗に保存することが可能です。
ご遺体を火葬された直後の焼骨は無菌状態ですのでそのまま暗所でお遺骨の無菌状態を保つ事が出来れば、半永久保存が可能です。
※写真はイメージです
(実際にこのような方法で洗浄すると、微粉遺骨は下水道に流れ出てしまいますが、現実はこのような
方法で遺骨洗浄が行われています。)
当社の遺骨洗浄は、お遺骨の内部まで汚れが浸透している場合は、水だけで洗浄する
【超音波洗浄】+上部流水方式で行います。
網目フィルター(ザル等による)下部流水方式ではありませんので、大切なお遺骨様が
下水道に流れ出る心配がありません。
上部流水方式ですと、水より重い遺骨(比重3.4)は下部に溜まり汚水だけが流れ出ていきます。
その後残った御遺骨と水を袋(高密度濾過布)に入れて水が90%以上切れるのを
24時間ほど待ってから乾燥専用籠に移し替えて乾燥室に入ります。
※御遺骨様を下水道に流さない洗浄システムを使用しております。
洗い場に設置してある御遺骨様の流水による洗浄装置です。
1粒の御遺骨様も下水道に流すことなく洗浄することが出来る上部排水方式です。
墓じまいの遺骨を洗浄する方法・流れ
※攪拌させながら上部流水させる事により重い遺骨(比重3.4)は下部に残り汚水だけが流れ出ていきます
やってはいけない最悪な遺骨洗浄とは?
最悪な洗浄方法はお遺骨をザルなどにあけてホースで水をかけるようなやり方です。
現場のお墓や石屋さんで何度かその様な現場を見ましたが、涙の出るような光景です。
小さな破片のお遺骨は全て下水道に流れ去っています。(恐らく屋内での粉骨や片手間で行っている業者さんも同じような対応でないかと推測しています。推測の根拠はお遺骨の完璧な洗浄は家庭の台所的なスペースでは不可能です。最低限でも2坪くらいの大型のお風呂場を、専用に改造したくらいの設備が必要です。当社でも手狭ですが臨機応変に対応できる洗浄設備、乾燥設備等で3坪(六畳)位のスペースを使用しています。)
乾燥室について
当社が誇る自慢の(笑)オールシーズンに対応できる設備の乾燥室です。
室温20〜40℃/湿度30%前後を維持できる能力があります。
最大70カゴの御遺骨様を、洗浄後1週間程度で完全乾燥する事が可能です。
お急ぎの場合には、1体24時間で乾燥できる設備もございます。(2体迄)
綺麗で高精度のご粉骨の基本は1に乾燥、2に乾燥、3に愛情です。
※空籠のみでの撮影となっております
乾燥後48時間経過したお遺骨
見た目は乾いたように見えますが深部は全く乾いていません。
≪おおむねの乾燥時間(送風乾燥室で)≫
一軒家の骨壺の中で2年以上経過 …24h〜
骨壺でお墓に入っていた(3年以内) …72h〜
洗浄したお遺骨 …120h〜
土混じりのお遺骨(洗浄後)…160h〜
※超お急ぎで5s程度までの場合は強制温風乾燥機で24時間に短縮
遺骨洗浄・乾燥のご費用
お遺骨の状態はおおむね、下記の1〜3の状態に分けられます。
@骨壺埋葬(骨壺のまま多湿なお墓に安置されていたお遺骨)
お墓の中でカビてしまったり、骨壺の中に土や骨壺水が溜まってしまったお遺骨
A土付きのご遺骨(先祖代々のお遺骨など)
お墓の中で雨水の運んだ土と一緒になっていたお遺骨
B土葬されていたお遺骨
骨壺の大きさについてはコチラ
※ご費用の金額は税込です。
※送料は全国一律1箱1650円です。
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墓じまいについてお悩みでしたら、まずはご相談ください
墓じまいやお遺骨の供養でお悩みでしたらどのような事でもご相談ください。
ご遺族様のお気持ちをうかがい、ご希望に沿ったご提案をさせて頂きます。
このような方はお気軽にご相談ください
墓じまいを検討しているが、取り出してお遺骨の行き先が決まっていない
又は行先は決まっているがどのようにすればよいかわからない
先祖代々のお墓を墓じまいしたいが、遺骨の量や汚れなどの状況がわからない
散骨・分骨をしようと考えているが、骨壺の中に水が溜まっている
お墓から取り出したお遺骨を手元供養にしたい
お墓のスペースがなくなったので、遺骨の容量を減らしたい
永代供養墓などへお墓を移そうと考えている
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